旅と写真と感性

旅と写真、ときどき感性

旅行で撮影した写真や感じたこと、日常で気になったことを気ままに綴るブログです。

★夏の甲子園開催中止に思うこと(2020.5/22)

こんにちは。

一昨日、今年の夏の甲子園の開催が中止になることが発表されました。

元球児として、今夏の甲子園開催中止決定に思うことを書きました。

私見なので気分を害されたらそっと閉じてください。

それでは、ご覧ください。

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春に続いて夏も開催中止

春の中止は、戦時中(1941~1946年)の時を除いて戦後初、夏の中止は米騒動(1918年)のときと戦時中(1941~1945年)を除いて、戦後初の出来事です。

選手のことを思うと、本当に言葉が出ません。

これを糧にしようと言えるまでかなりの時間を要すると思います。

(参考:こちら 

私の母校は強豪校ではありませんでしたが、甲子園を目指す高校最後の大会という「区切り」として頑張ることができたということを鮮明に覚えています。

どちらかと言えば進学校だったので高3は受験一色(ほとんどの学生は部活を引退していた)という雰囲気でしたが、最後まで悔いなくやり遂げるということに意味がありました。

周りが受験一色というレールに同じタイミングで乗るのがどうしても嫌で、自分の好きなことにひたすらに打ち込めることはそうそうないと思っていたからです。

この「区切り」を無くしてしまうことに、私は納得がいっていません。

なぜ中止になったのか

  • 感染拡大を防止するため
  • 学業への支障をきたすため
  • 医療スタッフが不足するため

だそうです。

うーん、まあそうっちゃそうなんですが。正直なところ、納得できませんね。

「ゼロリスクになるまでやらない」という発想の気がして腑に落ちません。

感染拡大についてはもうとっくに防止されているわけだし。

甲子園までの移動と宿泊に伴うリスクが一番大きいのは理解できます。

ならば、「甲子園以外」の場所で、「夏以外」の時期に開催を検討するのが妥当ではないでしょうか。 

(参考:こちら

現段階における”救済案”について

今のところ何も出ていないみたいですが、絶対に何かしらやるべきです。

先ほども述べましたが、高校3年生に「区切り」をつけてあげないとダメです。

プロ野球選手会からは色々声が上がっているみたいですね。嬉しい限りです。

「野球だけ特別扱いか!」という意見もあるみたいですが、野球以外のスポーツが早々と中止決定したことによる謎の同調圧力みたいなものが生まれていると感じます。これも今の日本に多い現象で、本当に良くない傾向です。

野球だけ特別扱いするのが嫌なら、各スポーツで何がやれるかを議論すれば良いと思います。そもそも春も夏もNHKで放送しているのなんて野球くらいですからね、文句を言うならそこから言うべきです。

中止!と言われるとそこで思考が停止しちゃうのが、さらに良くないのではないかと思います。

「できない」を言うのは簡単ですが、「できること」を考えないといけません。

個人的に考える”救済案”

「夏」に「甲子園」でやるのは難しいと思います。そこは異議なしです。

ですが例えば、時期を少しずらすか、場所を甲子園に限らないようにするだけでかなりの可能性が生まれるのではないかと思っています。

以下は、私の考える救済案です。

【救済案例】

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上記のような形で、都道府県での地方大会は開催すべきだと思います。

今後の感染状況を踏まえて、甲子園で試合ができそうなタイミングが訪れたら選抜出場校を優先的に甲子園で試合を組み、上記の大会で優勝したチームを別途呼ぶ形にすれば良いと思います。

少なくとも選抜出場校には必ず甲子園に訪れる機会を作ってあげないとダメです。権利の剥奪と同じですからね。

 

もちろん地域によって出場する高校数がだいぶ異なるので、そのあたりは柔軟にやっていただきたいです。

例えば、

高校数-1

でトーナメントの試合数が算出されるので、

例えば最も少ない鳥取県ではだいたい24校くらいなので、試合数は23ということが分かります。

従って、1つの球場のみを使用するのであれば5日間ですべての試合が消化できます。 

 

ただ、大前提として「賛成した学生のみの参加」としないとですね。

受験に切り替えた子も多いと思いますし、無理にスイッチを入れる必要はないかなと思います。あくまで学生目線で考えてあげる必要があります。

 

アツくなってしまいましたが、高野連ではこういった議論をしてくれると願っています。

大阪府の吉村知事も動きそうな感じはしますし、期待しましょう。

今回はここまで!